外国高官の手に渡った獅子狗(シー・ズー)は中国から流出し、海を渡ります。1930年、中国にいたイギリス人が4頭のシー・ズーをイギリスへ連れ帰ったほか、1932年にもオランダ人の中国駐在員が宮廷生まれの1頭を含む3頭を連れてノルウェーに赴任しました。その繁殖した子犬をノルウェーのマウド王女がイギリスのヨーク公爵夫人に贈ったことで、イギリスの王室でも愛される存在となります。しかしながらシー・ズーはラサ・アプソと混同されており、独立した犬種として認められたのは1935年のことでした。また、イギリスでは改良を加えながら繁殖が続けられ、現在のシー・ズーとしての容姿の基礎を確立しました。
その後、イギリスに駐在していたアメリカ人将校に連れられてシー・ズーはアメリカへ渡ります。アメリカでもやはりラサ・アプソと混同され、1969年にAKC(American Kennel Club)にシー・ズーとして公認されるまで長い間ラサ・アプソとして登録されていました。そしてさらにアメリカで改良され、現在のような華麗な姿に固定されました。
シー・ズーが日本に入ってきた時期は定かではありませんが、初めてJKCに登録されたのは1964年のことです。現在では登録頭数が常にトップクラスをキープする人気犬種となっています。
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