ペットの長寿化が著しい昨今、愛犬に対する介護や介助の要望や、飼育継続が困難な飼い主からの要望をもとに作られたというこの施設は、人用の介護ホーム同様、終生介護も引き受ける、日本初の大規模老犬介護ホームだ。
1996年に「つくばわんわんランド」を開業して以来、同社が約20年かけてつちかった犬の介護・介助のノウハウを活かし、軽度の身体的衰えから寝たきりになった重度の犬、さらに痴呆症状のある犬まで、幅広く対応する。
同施設に預けられた犬は性格や状態により、個室か多頭部屋に振り分けられる。犬はもともと群れを成す動物のため、多頭飼育環境下では痴呆などの病状の進行が遅くなるといった研究結果が出ていたり、他の個体とのコミュニケーションを取ることで精神的にも良好な影響をおよぼすのだという。
また、同一施設内には動物病院があるため、急な病気や怪我にも即対応が可能なほか、愛犬が施設内で亡くなった場合、希望者はグループ会社内で展開するペット霊園による永代供養や、年2回行われる慰霊祭なども利用できる。
同社は今後も、動物の介護・介助技術を広め、老犬や障害をもつペットの飼い主の負担を減らすとともに、同施設を県内・県外へ拡大展開することで、さまざまな飼い主にこのサービスを利用してほしいとしている。
同施設でのサービス提供価格は月額4万円~。
関連URL: 老犬介護ホーム「ひまわり」 つくばわんわんランド