今回の調査は、「ペットとの共生環境の向上とペット産業の健全な発展をうながし、潤いのある豊かな社会を創る」というアイペット損保の経営理念に沿って、「ペットと飼い主の共生環境」に焦点を当てたものとなっている。
飼い主自身のデンタルケアについての質問には、関心が「とてもある」と回答した飼い主のうち、約70%が自宅でのペットのデンタルケアは必要だと「とても思う」と回答している。一方、自身のデンタルケアに関心が「まったくない」と回答した飼い主のうち、約60%は自宅でのペットのデンタルケアは必要だと「まったく思わない」と回答。この結果から、飼い主の自身のデンタルケアへの関心がペットへのデンタルケアの必要性に反映されていることがうかがえる。
飼い主の歯の検診頻度と、ペットへの歯磨き頻度では、月に1回以上歯医者で歯の検診をする飼い主の約58%は、毎日ペットに歯磨きをするという結果に。また、「歯や歯茎に違和感を感じた時」に歯医者で検診を受ける飼い主は、ペットの歯磨きに対しても「気になった時に行っている」という回答が約32%と多く見られた。
「ペットへの自宅でのデンタルケアは必要だと思いますか」という質問を飼い主の年代別に集計したところ、20代の飼い主で「とても思う」「思う」を回答した割合が80%を超えた。若い世代を中心にペットへのデンタルケアに必要性をより感じている傾向があるとみられる。
また、自宅でのペットのデンタルケアを必要だと「とても思う」「思う」と回答した飼い主と、実際にデンタルケアを実施している飼い主の割合を、成人してから現在までの飼育頭数別で集計したところ、3頭以上飼育経験のある飼い主は、デンタルケアの必要性とその実施率に約35%~約50%の差が見られた。飼育経験が豊富な飼い主ほど、自宅でのデンタルケアを怠ってしまう傾向があるのではないだろうか。
もの言えぬペットが痛みの症状をみせたときは、すでにかなり病が進行している場合が多い。そうなる前に、日頃からケアを怠らないよう気をつけたいものだ。
ワールドペットニュース
アイペット損保がアンケート調査「ペットと飼い主のデンタルケア」を実施
アンケート