何事にもとらわれない自由な生き方・作風を好んだ小松市出身の九谷焼作家、中村まみいさんは、2007年に56歳で亡くなった。公房展などには属さず、個展を中心に作品を発表し続けた女流作家の中村さんは、生前インドを数回訪れ、インドで見聞きした経験が「猫」や、「女性(妖精)」のモチーフとなって表され、製作活動に影響を与えた。
今回の展示会では、愛猫家として知られていた中村さんが、生前好んだ独自のモチーフの猫や妖精を描いた染付磁器作品を、「紫の間」にて170点余りを展示している。
開館時間は、午前9時から午後5時まで。入館料は大人430円、75歳以上320円、高校生以下無料。問い合わせは、能美市九谷焼資料館、電話:0761-58-6100 まで。
関連URL: 中村まみい作陶回顧展 8/7~9/17(紫の間)