6月27日の夕方、ニュージーランドのネイピアにある住宅街で大きな爆発音とともに停電が起こり、約2万5000世帯が被害にあった。
停電の原因は猫によるもので、猫が電柱に登り、電気の通っている送電線あるいは電気機器に触れた際に電気爆発が起こり電気が止まってしまった。
午後6時45分に停電が起き、迅速な復旧作業により7時20分には電気が戻った。現場で見つかったグレーのしま模様の猫は動物病院に運ばれたが、悲しくも感電による死亡が確認された。獣医を通して飼い主の情報を呼びかけたが、その日の夜になっても飼い主らしき人はあらわれなかった。マイクロチップを付けていなかったので、おそらく飼い主のいないノラ猫だったと思われる。
電線には鳥はもちろんリス、ときには猫が渡っているという声も聞く。感電するケースは稀なのでこの猫は不運だったのだろうが、感電リスクがあるということは常に覚えておかなければならない。飼い猫が外に出る場合は、電線に近づかせないようにしたい。万が一感電して停電になった場合、愛猫を失うだけでなく、ひょっとしたら停電の補償金の支払いを求められるなんてこともあるかもしれない。
ワールドペットニュース
NZで猫が電柱に登って電気爆発。2万5千世帯が停電
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