米オレゴン獣医師会は11月18日、同州内で新型インフルエンザの感染が疑われるペットのネコが死亡したことを発表した。ネコへの新型感染は先に発表されたアイオワ州、ユタ州に続く3例目だが、死亡したのは今回が初となる。
同医師会の発表によると、このネコは10歳のオスで、今月4日に呼吸困難のため、動物病院に連れてこられた。咳やくしゃみはなく、体温も38度強とほぼ平熱だったが、レントゲン写真で肺炎を起こしていることがわかり、酸素吸入と投薬で治療を行ったが症状の改善は見られず、7日に死亡した。
その後、オレゴン州立大学獣医学研究所の検査により、このネコがN1H1型ウィルスに感染していたことが判明。ネコが発症する約1週間前、飼い主一家のひとりがインフルエンザに似た症状を見せており、このネコもそこから感染したと見られている。
死亡したネコは一家の4匹の飼いネコのうちの1匹で、他の3匹には呼吸異常はなかったものの、くしゃみや咳などの症状が見られたため検査を行ったが、いずれもN1H1型ウィルスには陰性だという。
米獣医師会はこの件について、現在国立獣医学検査機関が死亡したネコの検体を検査中で、その結果が出るまではこのネコがN1H1型ウィルスに感染しているとは断定はできないと、慎重な姿勢を見せている。
また、オレゴン獣医師会も、ネコが新型感染するケースはごくわずかにすぎないとし、ネコオーナーはパニックを起こす必要はないとけん制。ただ、ネコが呼吸困難や咳、くしゃみなどの症状を見せ、さらに、家族のいずれかが新型を発症したことがある場合は、早めに獣医師に診せるべきだと注意をうながしている。 |