市場調査やマーケティングを行う株式会社矢野経済研究所は6月30日、2009年度のペットビジネス市場に関する調査結果を発表した。
4月〜6月までの間、ペットフードやペット用品メーカー、小売企業などを対象に同社が実施した調査結果によると、2009年度のペット関連総市場規模は、小売金額ベースで前年度比101.3%の1兆3706億円と推計した。
近年順調に市場規模の拡大を続けてきたペット関連市場だが、景気がなかなか改善されず消費者の買い控えなどが影響し、わずかながらの増収に留まる結果となった。
ジャンル別に見ると、ペットフード市場ではプレミアムタイプとエコノミータイプとの二極化、ユーザーのニーズに合わせた商品の多様化が進んでおり、犬・猫別では、キャットフードがドッグフードよりも順調な市場の伸長を見せた。
また、ペット用品市場では、衣服などの生活必需品ではない分野では買い控えの傾向を見せ、ペットシーツなどの消耗品に関してもPB商品に人気が集まるなど、単価下落が起きた一方で、“室内飼育”をキーワードにしたウェットティッシュやしつけ剤などの新規分野は堅調に推移しているという。
同社は今後の展望について、今までのような高成長を持続することは難しいがまだ拡大の余地はあり、ここ数年キーワードとなっている“高齢化”“室内飼育”などを軸にビジネス展開が続くと分析している。
なお、同社は今回の調査結果の詳細なデータをまとめた「2010年版ペットビジネスマーケティング総覧」を現在発売中だ。価格は10万5000円(税込)。 |