■ボーダー・コリー
Border Collie
最近、人気急上昇のボーダー・コリーといえば、ひらりと舞うように飛び上がり、空飛ぶディスクを華麗にキャッチする姿を思い浮かべる人も多いはず。
日本では「フライング・ディスクをするイヌ」というイメージが強く、スポーツ・ドッグとして飼われることの多いボーダー・コリー。しかしその実態は、今も世界中の牧場で羊追いとして働く姿が見られる、それは優秀な牧羊犬なのです。
「ボーダー」は、イングランドとスコットランドの国境(=ボーダー)の地方出身のイヌ、ということで付いた名前。血統としては、ビアデッド・コリーやスコッチ・コリーと親戚関係にあることがわかっていますが、さらにルーツをさかのぼると北方地方のトナカイの牧畜犬の血が混じっているとも言われています。
18世紀にはすでに牧羊犬としての能力が認められ、牧場主の仕事のパートナーとして飼われるようになっていたボーダー・コリー。その後、オーストラリアやニュージーランドに渡り、広大な敷地の中の羊を思いのままにあやつる技に磨きをかけていきました。その見事なまでの仕事ぶりは、羊追いのショーとして観光の目玉になっているほどです。