アメリカニュージャージーの州警察によると、3月29日にブエナ・ビスタ・タウンシップに住む4歳の男の子が夕方に家を出て迷子になった。家の周りは木々に囲まれており、人気のない森のなかでひとたび迷うと大人でも元の場所に戻るのが困難。幼稚園児にとって非常に危険の多い場所だが、さいわい少年はひとりではなく、そばには心強い相棒が寄り添っていた。
当時少年はひとりで家を出たが、興味の向くまま歩き続け、森のなかで迷い始めたころ、飼い犬である黒のレトリバーが少年のところへ駆け寄ってきた。犬は少年をそのまま1人で歩かせるのに危険を感じ、安全を確保するために少年にずっと付いていたようだ。
母親の通報から1時間後、捜索隊は無事に少年と犬を森のなかで見つけ、2人とも無事に救出された。警察が撮影した動画には少年にぴったりと寄り添って歩く愛犬の姿が写っている。
このニュースはインターネットで配信され、記事を見た多くの人から少年を守った犬への称賛の声が届いている。体を張って家族を守ろうとする犬の忠誠心は、いつも私たちの胸を熱くする。
ちょっとした冒険心が警察を巻き込む大事になってしまったが、少年はこれからも愛犬に見守られながら、のびのびとたくましく成長していくだろう。
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