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「も、もしもし、たすけてワン…」 命の危機に犬自ら通報し助かる 英国

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 28日付の英大衆紙『ザ・サン』によると、このニュースの主役は英ウエスト・ヨークシャー州在住のスティーブ・ブラウンさんの愛犬で、2歳になるバセット・ハウンド「ジョージ」。家族が全員出払い、ジョージが1匹で留守番をしているときに事件は起きた。

 日本でいうところの「119番」にあたる、999番の緊急通報を受けたオペレーターがその電話を取ったとき、受話器から聞こえてきたのはゼイゼイという苦しそうな息遣いとあえぎ声だけだったという。電話の主が何かしらの発作を起こしているか、事件に巻き込まれたものと判断したオペレーターは即警察に通報、4名の警察官が現場に急行することになった。

 ブラウンさん宅の捜索には、警察官のほかに、近所に住むポール・ウォーカーさんも加わった。ブラウンさん一家と親交の深いウォーカーさんは、留守中のジョージの世話を頼まれている関係で、家のカギを預かっていたのだ。

 要救助者を探し室内を捜索し始めた一行だったが、家にいたのは、電話線に首を絞められ苦しんでいるジョージ、ただ1匹だった。第一発見者のウォーカーさんは、慌ててのどに食い込む電話線を引きちぎり、身動きが取れなくなっていた彼を開放した。

 怯えてはいたものの、幸いジョージの命に別状はなかったそうで、ウォーカーさんから、人ではなく犬が999番通報をしたようだと知らされた警官らは、大爆笑したのだとか。

 なぜジョージがそんな状態になったのかはわからないが、何かの拍子で電話が落ちた際に電話線がジョージの首に絡みつき、そのことでパニックになった彼が暴れたことで余計にきつく巻きついて彼の首を締めあげたのではないかと見られている。

 『ザ・サン』の取材に応じたブラウンさんの娘のリディアさんは、「999番通報がなかったらジョージは死んでいたかもしれない。とてもラッキーだったわ」と胸をなでおろすが、「どうやってジョージが通報したのかは謎」と首をひねる。

 というのも、ブラウンさん宅の電話は昔ながらのダイヤル式。おそらくジョージは電話から逃れようと格闘中に運良く9を3回まわすことに成功したのだろうが、犬にとっては押すだけのプッシュホンよりはるかに難しいだろう。

 リディアさんは「ジョージはあんまり頭がいいほうではないの。いつもボーっとしてばかり」というが、そんな彼が起こした今回の珍事件は、偶然とはいえ、かなり奇跡的と言える。実は家族が知らないだけで、超天才犬だったりして…(もしくは日ごろから犬友と長電話してるとか)。

関連URL: ザ・サン 関連記事(英語)

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