
アジアなどではもともと犬や猫を食肉とする国があり、世界の動物保護団体からの批判を受けてそうした産業は縮小しつつある。しかし今でも闇取引が続いており、残酷に犬猫の命が奪われているというのが現実だ。
つい最近、ベトナムの猫肉取引に送られる予定だったとされる数百匹の猫が救出された。動物保護活動家によると、これはベトナム史上最大規模の猫肉取引摘発の1つだと言う。
「ヒューマン・ワールド・フォー・アニマルズ」によると、ホーチミン市警察はこの摘発作戦で400匹以上の猫を押収した。
おどろいたのはそれらの猫は野良猫に限らず、盗まれた飼い猫も含まれていたことだ。取引業者はとにかく大量の猫を売るため、ペットの盗難にまで手を染めていた。
ペットの盗難が続いたため、警察が捜査したところ、猫肉取引業者の存在が明らかになったようだ。
摘発後、行方不明のペットを探しに来ていた飼い主のもとへ約40匹が戻ったが、260匹以上の猫は依然として警察の管理下にある。
「ヒューマン・ワールド・フォー・アニマルズ」によると、救出された猫のなかには、妊娠中の猫数匹や、押収後に生まれた子猫も含まれていた。数百匹は生き延びたものの、同団体は、発見時の過酷な環境に耐えきれず、死亡した猫もいたと述べている。
救出された猫たちは、ホーチミン市刑事警察局が運営する施設内に設置された仮設保護センターで、獣医師やボランティアによって世話をされている。
「たった1台の輸送車からこれほど多くの猫が押収された光景は、実に衝撃的でした」と、「ヒューマン・ワールド・フォー・アニマルズ・ベトナム」のカントリー・ディレクター、フオン・タム氏は声明で述べた。
「多くの猫は痩せ細り、衰弱しているように見えました。彼らが肉体的・精神的に過酷な試練を経験してきたことは明らかでしたが、さいわいにも今は回復するチャンスを得ています」とタム氏は語った。
今回の事件は、ベトナム国内でも大きなニュースとなり、人々の意識を変えるきっかけとなっているようだ。
1匹でも多くの猫が飼い主と再会し、残された猫たちが保護施設や里親のもとで安心して暮らせるように、多くのサポートが集まることを願いたい。
関連URL: More Than 400 Cats Rescued in Major Vietnam Cat Meat Trade Bust, Dozens Reunited with Owners








