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言語聴覚士が飼い犬に教えた驚きの会話術

海外

言語聴覚士であるクリスティーナは自身の専門知識を生かし、飼い犬のステラと円滑なコミュニケーションをとるための画期的なツールを作った。

家の床に置かれたボードには29のボタンがついており、それぞれのボタンに異なる単語のシールが貼られてある。たとえば「Outside(外)」というボタンを押すと、実際に「アウトサイド」という音声が出る。

クリスティーナがSNSに投稿したビデオには、ステラがそのツールを巧みに使ってクリスティーナに自分の思いを伝える姿が映っている。

“Look, look, look, look, look, look, look, look, look! Come outside!”(見て見て見て!外に行こうよ)

“Come play” (外で遊ぼうよ)

“Happy ball want outside!” (外でボールで遊びたい)

このようにステラは単語をつなぎ合わせて文章にすることもできる。

クリスティーナはステラに対し、人間の子供が言葉を覚えるのと同じ原理で言語を習得させた。たくさんの時間をかけて何度も繰り返し練習することで、犬の頭のなかで単語とその意味が1つずつつながって語彙が増えていく。

この訓練を始める前から、すでにステラはゲスチャーや発する声を使い分けてクリスティーナに意思を伝えていた。クリスティーナはそれに言葉とモデリング、犬向けの訓練を加えることで、ステラのスキルを伸ばそうと試みた。

たとえばステラが不機嫌なとき、クリスティーナはステラに「mad」と言い、madと書かれたボタンを繰り返し押した。機嫌の良いときには「happy」に置き換えて同じ練習を重ねた。

クリスティーナのブログには、彼女がどのようにステラに言葉を教えたかというプロセスが紹介されている。また、同じようにペットとコミュニケーションをとりたい人向けの情報や資料も提供している。

「最初のステップは、いま自分がペットとどうやって意思疎通をしているのかを把握すること。使っているそれぞれのゲスチャーや発声に言葉を当てはめてみてください。それからボタンを入手して言葉をプログラムし、ペットと関わる度にボタンを使って意思疎通をはかることが大切です。それに慣れたらペットにボタンの使い方を教えるといいですよ」とクリスティーナはCNNのインタビューでアドバイスしている。
愛するペットの気持ちをより正確に、深く理解できるツールとして、試してみる価値がありそうだ。

関連URL: This Dog Learned To ‘Speak’ And Says Exactly What You’d Expect A Dog To Say

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