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犬もヒーローに憧れる? 飼い主を助けたい願望が研究で明らかに

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あなたを救ってくれる守護神は、四つ足で尻尾を振っているかもしれない。

アリゾナ州立大学の研究者2名が、「PLOS ONE」というジャーナルに新たな研究結果を投稿し、映画に出てくるヒーロー犬のように多くの犬は困っている飼い主を救いたいという願望があると結論づけている。

「犬が誰かを助けているのをただ観察するだけでは何もわからない。難しいのはなぜ犬が飼い主を助けるのかを明らかにすることだ」と研究を行ったヴァン氏は述べる。

その理由を明らかにするため、ヴァン氏と研究仲間のクリーブ氏は60頭の犬とその飼い主を対象にある実験を行った。
偽物の救助シナリオを作り、飼い主1人ずつに大きな箱の中に入ってもらった。その箱には犬でも開けられる軽いドアが付いている。箱に入った飼い主には、閉じ込められてパニックになり、助けを求める演技をしてもらった。

次の実験では同じ箱の中にドッグフードを入れ、どれだけの犬がドアを開けて餌を手に入れられるかを調べた。
2つの実験の結果、全体的の3分の1の犬が箱の中の飼い主を救うことができ、それとほぼ同じ数の犬が食べ物を手に入れられた。ドアを開けて食べ物を得たのは19頭で、その19頭のうち8割以上は飼い主を救うこともできた。

この実験で分かるのは、犬は食べ物を探して手に入れるのと同じように、自分が慕っている飼い主を救うことを「ご褒美に値するタスク」として捉えている。つまり、犬が飼い主を助ける理由は、その行為にやりがいを感じているからだ。

実験に成功できた犬の数は多くないが、飼い主を救いたかったけれどできなかった犬たちを無視してはいけない。ほとんどの犬は飼い主を救いたいと思っているが、その方法が分からないだけなのだ。

関連URL: Real Life Lassie: New Study Shows Dogs Want to Rescue Owners When They're in Trouble

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