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アメリカでドッグフードのリコールが相次ぐ。日本への輸出商品も対象に

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アメリカの食品医薬品局は、ペットフード会社であるサンシャイン・ミルズ社のいくつかの商品に対してリコールを命令した。同社のリコール対象商品は9月以降増え続け、10月13日時点では18点にも及ぶ。

これらの商品からは安全基準を上回る量のアフラトキシンが検出された。アフラトキシンとはカビから派生する有害物質で、ペットフードの材料となる穀物に発生して増加したと思われる。
ペットが多量のアフラトキシンを摂取すると病気になり、ひどい場合は慢性的な肝臓炎や死を招くこともある。

ルイジアナ州の農林局はペットフードのサンプル検査で高レベルのアフラトキシンを確認したのを受け、サンシャイン・ミルズ社は9月2日に初めて対象商品の自主回収を行った。対象となったのは同社が加工した3つの異なるブランドの計6つの商品だった。

しかしその後の細かい調査の結果、材料となったある特定のとうもろこしがアフラトキシンの原因で、4月3日から5日に工場でそのとうもろこしがペットフードの加工に使われたと判明した。
よって、その3日間で加工されたとうもろこしを含むペットフードは全てリコールの対象となり、10月8日にサンシャイン・ミルズ社は15のブランドの計21商品を回収すると発表した。それには2品のキャットフードも含まれている。その後も3つのブランドが追加され、今後も増えることが予想される。

悲しいことに、リコール対象商品のうちのいくつかは日本へ輸出されている。「プリンシプル・スーパープレミアムドッグフード」と「スポーツマンズ・プライド・メンテナンス」は日本でも発売されているようなので、同商品を愛犬に与えている飼い主はすぐに確認が必要だ。

今のところリコール対象商品を食べたことで健康障害を訴えたケースはないようだが、そのペットフードを犬や猫に与えていたら注意して観察してほしい。異常なほど疲れていたり、下痢、食欲不振、嘔吐、白眼や歯ぐきが黄色いといった症状が見受けられたらすぐに病院に連れていくことが大事である。そういった症状がなくても肝臓にダメージを受けている可能性もあるので、一度診察を受けることをお勧めする。
そして人間に害がないわけではないので、対象商品を触ったら必ず石鹸で手をしっかり洗うよう、食品医薬品局は呼びかけている。

ペットフード大手のサンシャイン・ミルズ社は、このリコールで大きく信頼を失ってしまった。今後の同社の動きにも注目が集まっている。

関連URL: Dog-Food Recall Now Includes 18 Brands

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