旅行に行きたいけれどペットをどうしようと悩む飼い主は少なくない。ペットホテルに預けるのが一番かもしれないが、慣れない環境に置かれ、飼い主に会えなくてストレスや不安を抱えるのではないかと心配になる。
アメリカカンザス州に住むジェレミーさん、サラさん夫妻の愛犬デクスターはペットホテルでストレスとホームシックを感じてある驚くべき行動に出てしまった。
夫妻はユタ州のザイオン国立公園へハイキング旅行に出かける前に、愛犬を自宅から2マイル（3.2キロ）離れたペットホテルに預けた。ハイキングを終えて次の目的地であるラスベガスへと向かおうとしたとき、自宅のドアベルが作動したとスマホに告知が入った。夫妻はドア付近に設置された防犯カメラの動画を見てびっくり！ドアを開けようとしていたのはペットホテルにいるはずのデクスターだったのだ。
どうやらデクスターはペットホテルにある180センチのフェンスと門を飛び越えて脱走し、3.2キロも離れた自宅へ迷わずに帰ったようだ。
サラさんがすぐにペットホテルに電話をすると、10分も経たないうちにホテルのスタッフが自宅に帰ったデクスターを迎えにきた。ホテルに連れ戻されたデクスターは諦めたのか脱走を再度図ることはなかった。
夫妻が戻ってきて待ちに待った再会の瞬間、デクスターはジェレミーさんにタックルして喜んだようだ。
夫妻はデクスターはとても賢いのでペットホテルから自宅までの道のりを覚えていても不思議ではないと言う。ただその賢さゆえにいつもトラブルを招いてしまっているのを本人はまったく分かっていないようだ。
