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ペットショップで見つけたインコの卵を孵化させた男性

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オランダに住むある男性は、偶然立ち寄ったペットショップでインコのケージのなかに小さな卵があるのに気づいた。もともとケージにはオスとメスのインコがいたが、ちょうどメスは売られてしまい、残っていたのはオスのインコのみだった。店員の許可を得て男性はその卵を引き取ることにした。

わたを敷き詰めたマッチ箱にやさしく卵を入れ、家へ持ち帰った男性。向かった先は鳥の卵を孵化させるためのインキュベーター。彼はこれまでに鳥の卵を孵化させた経験があるが、インコの卵を扱うのははじめてだ。
インキュベーターに入れて4日目、卵にライトを当ててみるとなかに鳥の赤ちゃんの影が写り、鼓動を打って動く心臓が見える。小さな卵のなかでたしかに命が宿っている!

その後も男性は1日に3回卵をひっくり返しながら温め続けた。そして19日目、ついに卵の殻が破れてピンク色の雛が大きな声を出しながら現れた。男性は殻にくっついたへその緒を慎重に切り、手にひらに乗った小さな命にほほえんだ。

しかし、ゆっくりと感動を味わう余裕はない。産まれてもこのまま放置していたら死んでしまう。何を食べさせたらいいのか?インターネットであらゆる情報を集める男性。粉状の餌を水に溶いてスプーンで与えてみるが、まだ目の見えない雛はなかなか飲んでくれない。何度か試すうちにやっと両者の息が合い餌やりが成功した。

それから1日に8回の餌と惜しみない愛情をもらいすくすくと成長していく雛。目が開き、うっすらと白い毛が生えてきて鳥らしい姿へと変わっていった。そんな姿を見つめながら、男性はずっと考えていることがあった。「この子の父親はどうしているだろうか…」。ペットショップに尋ねるとまだ父親インコは残っていることがわかり、男性は雛が飛べるまで成長したら引き取る決心をした。
そしてついに父親が息子と対面。はたして2羽は親子であるとわかるのだろうか。男性の目からは2羽は通じ合っているように見えた。

並々ならぬ努力でインコの卵を孵化させ、親子の対面まで果たした男性。YouTube動画はその一部始終を美しい映像とともにまとめてあり、再生数7400万回を超えるほどの人気ぶりだ。男性は2014年にスーパーで買ったうずらの卵の孵化させたのをきっかけにその魅力にハマり、その後もさまざまな鳥の孵化や小動物の飼育に関わっている。次はどんな卵を見つけてくるのか楽しみだ。

関連URL: Man rescues a tiny parakeet egg and raise the hatchling

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