
テキサス州中部で発生した大洪水によって離れ離れになったペットが、1日でも早く家族と再会できるよう奔走している2つの団体がある。
「オースティン・ペッツ・アライブ!」と「カーヴィル・ペッツ・アライブ!」は、ペットの救命措置や里親探し、健康サービスなどを提供する非営利団体で、7月4日にテキサス州のヒルカントリーで発生した大洪水で被災したペットのために、ボランティアと協力して現場での救助活動を行っている。
レスキュー隊は、ランボーという名前の猫を洪水の瓦礫から捕獲することに成功した。ランボーは、同じ地域で発見された他の行方不明の猫4匹のうちの1匹だった。両団体の声明によると、すべての猫はその後家族と再会し、家に戻ることができた。
ランボーのペットの親であるシンディ・マッカーシーさんは、洪水によって自宅が倒壊し、さらにランボーに似た猫が死んでいるのが見つかったという知らせを受けて、失意のどん底にいた。
洪水から6日後の7月10日、シンディさんは勇気を振り絞って自宅の残骸から家具やその他の持ち物を救い出そうとした。その作業に「オースティン・ペッツ・アライブ!」のボランティアも加わり、念のためランボーが入るかもしれないと思い、餌入りのケージを仕掛けた。
最初、シンディさんのトレーラーの下に置かれたケージは空っぽのままだった。しかしその後もう一度確認してみると、ケージの中に猫が入っていたのだ。
「信じられない!ランボーがいる!」とシンディさんは歓喜の声をあげた。
すぐさまランボーは診察を受けるため、「カーヴィル・ペッツ・アライブ!」に移されたが、大きな健康問題がなかったので、シンディさんと家に戻ることができた。
さらに嬉しいことに、シンディさんのもう1匹の猫であるモウも、同団体によって救出された。
昨年主人を亡くしていたシンディさんにとって、ランボーとモウが心の支えだった。2匹が無事に戻ってきたことが、シンディさんの災害後の生活に非常に大きな意味を持つことはいうまでもない。
この2つの団体は、洪水後の大規模な救助活動を主導し、1,000人以上のボランティアの助けを借りて、これまでに400匹以上のペットを救助した。彼らの努力は、ペットという尊い命を救うのはもちろん、洪水被害を受けた家族に生きる希望を与えている。
関連URL: Animal Rescue Finds 5 Lost Cats Who Survived Texas Floods and Reunites Pets with Their Families