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アライグマは人間に近づくために顔をかわいく進化させてる?

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アメリカではゴミを漁る「ゴミパンダ」と呼ばれ、害獣扱いされてきたアライグマだが、近年はSNSなどの影響でアライグマへの好感度が上がってきているようだ。

興味深いことに、アライグマを「かわいい」、「ペットとして飼ってみたい」と人々が感じ始めている理由は単なるトレンドではない。実際にアライグマ自身が、人間にかわいく見られるように「進化」しているという説が有力なのだ。

学術誌『Frontiers in Zoology』に掲載された、新たなアライグマの研究がいま注目されている。
その研究では、全米で撮影された約2万枚のアライグマ写真を分析した結果、都市部に生息する個体は田舎の個体と比べて鼻が短い傾向にあることが判明した。この変化は、科学者が「家畜化の初期段階」と呼ぶ現象と一致する。現代の犬や猫の祖先にも同じような変化が観察されている。

アライグマは、都市生活に適応するにつれて人間との距離をじわじわと縮めている。保護されたり引き取られたりしたアライグマの中にはTikTokスターになる個体も現れ、ネット上でちょっとした有名人になるケースもある。
しかし研究者らは、この傾向は人間がアライグマを選んだというより、むしろアライグマが人間を選んだ結果だと指摘する。
研究著者らは野生動物の家畜化は人間の介入ではなく、動物が人間の環境に適応するよう徐々に進化した結果始まると考えている。

まずはゴミをあさって人間の目に入る存在になり、煙たがられないように少しずつかわいく顔を「メイクアップ」。牙を向けず、人間に対して温順な性格に変わっているとは驚きである。
ひょっとしたら、SNSでバズることも彼らの頭の中では計画済みだったのかもしれない。

関連URL: Raccoons as household pets becoming more popular in America: report

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