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「世界一幸せな動物」クオッカに会いに西オーストラリアへ

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オーストラリアの動物といえば、カンガルーやコアラを思い浮かべる人が多い。しかし今、世界中の観光客を夢中にさせている小さな動物がいる。
その名は「クオッカ」。口角が上がったような愛らしい表情から、「世界で最も幸せな動物」と呼ばれている動物だ。

クオッカはオーストラリア南西部が原産の有袋類で、カンガルーやワラビーの仲間。体長は40~50cmほどで、丸っこい体と短いしっぽが特徴だ。クオッカの生息地として有名なのが、西オーストラリア州の沖合にあるロットネスト島で、パースから訪れる観光客の多くが、クオッカに会うためだと言われるほどの人気ぶりなのだ。

クオッカはおもに夜間に活動し、草や葉などの植物を食べて暮らしている。メスは赤ちゃんをおなかの袋で育てるため、運がよいと母親の袋から小さな顔をのぞかせるベビーに出会えることもある。

そんなクオッカの人気を決定的にしたのが、まるで笑っているように見える表情だ。この「笑顔」は、クオッカが人間のように嬉しくて笑っているわけではない。
骨格や口元の形によって、自然と笑顔のように見えるのだ。それでも、その愛らしさは圧倒的で、これまでにケイティ・ペリーやクリス・ヘムズワースといった多くのセレブや著名人がクオッカとの自撮りをSNSにアップし注目されてきた。

保全科学者のダン・グウィン氏によると、クオッカは人間が近くにいても比較的落ち着いているため、間近で観察できることも魅力のひとつだという。
ただし、いくら人なつっこく見えても野生動物であることに変わりはない。ロットネスト島では、クオッカに触ったり、食べ物を与えたりすることは禁止されている。
観光客が食べ物を与えると、本来の食生活や健康に影響する可能性があるためだ。写真を撮るときも、こちらから追いかけるのではなく、距離を保ってクオッカが自然に近づいてくるのを待つことが大切だ。

ロットネスト島では、クオッカをはじめとする野生動物や自然環境の保護が進められている。観光客がクオッカを見に訪れることも、島の保全活動を支える大切な役割を果たしている。

ロットネスト島へいけば高い確率でクオッカに出会えるものの、クオッカという種そのものは「準絶滅危惧種」に指定されている。かわいい笑顔で世界中の人を魅了するクオッカだが、その愛らしさをいつまでも楽しむためには、野生動物としての暮らしをそっと見守ることが欠かせない。

関連URL: What’s So Special About Quokkas? Why People Are Flocking to See the World’s ‘Happiest Animals’