
アメリカピッツバーグにあるペット葬儀会社の代表が4月末に逮捕された。
逮捕されたのは、「Vereb Funeral Home」と「Eternity Pet Memorial」の2社を経営するパトリック・ロイ・ヴェレブという男性で、ペットの埋葬と火葬サービスの料金を支払った顧客から65万ドル以上を盗んだ罪に問われている。
ヴェレブ容疑者は、ペットの葬儀サービスとして顧客から料金を受け取ったにもかかわらず、亡くなったペットを埋立地に捨て、飼い主にはほかの見知らぬ動物の遺灰を渡した疑いがある。被害を受けたのは6,500人以上にものぼる。
「これは許しがたい重罪事件であり、多くのペンシルバニア人に荒廃と心痛をもたらすだろう。私たちのペットは家族の一員であり、この被告は、愛する犬猫のために尊厳あるサービスを提供することを彼に託した飼い主を裏切り、苦しめた」とメディアは書いている。
この逮捕発表の後、多くの地元の動物病院、動物保護団体、葬儀社がソーシャルメディアに投稿し、容疑者への怒りと、どのような影響を受けたかを共有した。
さらに、何千人もの消費者が被害に遭っていることを考慮し、司法長官事務所は、地域住民が自分が被害に遭っているかどうかを調べるためのウェブサイトを立ち上げた。被害者は自分の連絡先を提供し、被害者の意見書を共有し、刑事事件の最新情報を受け取ることができる。
70歳のヴェレブ容疑者は欺瞞による窃盗、盗品の受け取り、欺瞞的商行為の複数の重罪で起訴されているが、自首により罪状認否を受け、釈放されたと伝えられている。
お金を騙し取っただけではなく、ペットの尊厳を無視した行動、飼い主の精神的苦痛を考えると罰金や補償金、業務停止といった制裁だけで解決して良いのだろうかと疑問が残る。
関連URL: Pittsburgh funeral director charged with swindling pet owners, dumping pets' remains in landfill