
段ボールに定規、そしてミニカーの「ホットウィール」。まるで夏休みの工作のような材料で作られた手作りの車椅子で、一生懸命歩く子猫の姿が、多くの人の心を温かくした。
アメリカ・オハイオ州の動物保護施設「シンシナティ・アニマル・ケア」で保護された子猫のジェラートは、施設にやって来たとき、自力で立つことも歩くこともできなかった。
まだ体が小さすぎて、市販の車椅子はもちろん、施設にあった車椅子もどれひとつ合わない。そこで主任獣医技術者のマロリー・スミスさんは、段ボールや定規、ホットウィールのタイヤ、テープを使い、ジェラートだけの小さな車椅子を手作りした。
その愛らしい姿を施設がSNSで紹介すると、動画はまたたく間に拡散して話題となり、「がんばれ、ジェラート!」という応援の声が世界中から寄せられた。
そして、その反響は思いがけないプレゼントにつながる。
ジェラートのためだけに設計された、3Dプリンター製のオーダーメイド車椅子が贈られたのだ。
施設はSNSで、「みなさんが『いいね!』やシェアをしてくださったおかげで、この特別な車椅子が実現しました」と感謝を伝えている。
新しい車椅子を手に入れたジェラートの姿に、SNSは祝福コメントの嵐になっている。
「ジェラートは、自分がどれほど愛されているか知らないでしょうね」
「ジェラートと車椅子のイラスト入りTシャツが欲しい!」
「がんばれ、ジェラート!」
小さな子猫を応援する声が世界中から集まり、優しさの輪が広がっている。
そしてジェラートは今日も、自分だけの特別な車椅子に乗って、新しい一歩を少しずつ踏み出している。








