
待望の第一子の出産を終えた母親は、かわいいわが子のことで頭がいっぱい?
いや、現実は必ずしもそうではないようだ。
赤ちゃんがすやすやと眠っている間、病院のベッドに横たわる母の頭には、いろんなことが浮かんでくる。
早く帰ってドラマの続きがみたい、ジャンクフードを食べたい、友達とおしゃべりしたい...
そして、犬を飼っていたらきっと、「早く会いたい。私が家にいないから困惑しているんじゃないかな」と思ってしまうだろう。
アメリカ人女性のクリスティン・ウィリアムズさんも同じだ。彼女にとっての1人目の子は飼っている犬のポピーなのだ。ポピーに会いたくてたまらないウィリアムズさんは、ベッドで休みながら、スマホに入っているポピーの写真をスクロールして見ている。
そんな姿を旦那さんがニヤニヤ笑いながら隠し撮りするという、微笑ましい夫婦のやりとりがSNSに投稿され、多くの人々が祝福と共感のメッセージを送っている。
ポピーはもともと保護犬で、2023年に夫妻が里親となって家族として迎え入れられた。夫妻はポピーを救ったのだが、ポピーもまた「明るい光」となって、当時不妊に苦しんでいた2人の心を救った。本当につらい時の心の支えとなったポピーは、ウィリアムズさんにとって片時も離れたくない大事な存在なのだ。
動画をみた人からは、犬を優先する母親を擁護するコメントであふれていた。
「最初の赤ちゃん(犬)のことを決して忘れてはいけないわ」
「あなたの愛犬は年功序列を喜んでいるはず」
「わたしも愛犬とはなれて一晩を過ごしたから病院で泣きました」
「私は入院カバンに愛犬のぬいぐるみを入れているのよ」
調査によると、年配の人はペットを「コンパニオン」「精神的なサポート」あるいは単なる「ペット」とみなす人が多いのに対し、とくに若い世代はペットを「わが子」として接している人が多い。さらに子どもたち世代は、ペットを自分の兄弟同様だと感じているようだ。
家庭におけるペットの役割や存在の大きさは、時代とともに変わってきている。社会やペットを飼っていない人もその変化を理解し、受け入れていくことが求められている。
関連URL: Hysterics Over What Woman Does on Her Phone After Just Having First Baby