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飼い主の持ち物をこっそり盗んで収集する犬

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元保護犬の10歳のゴールデンレトリバーのデュークには変わった癖がある。
飼い主のキャシー・ホイトさんが18ヶ月前に引き取って以来、デュークは高級食器、カボチャ、特大テディベア、洗濯かごなど、家中のあらゆる物を盗み出し、ベッドに持ち帰るという奇行を繰り返しているのだ。

最近デュークは飼い主のハンドバッグをあさる楽しみを発見した。おそらく彼女が仕事に行かないようにするためだろう。
「あらまあ、ハンドバッグから車のキーを取っちゃったのね。これは新しいわ。バッグごと持っていったわけじゃないの、車のキーだけよ」」
10月7日のインスタグラム動画で、口にキーをぶら下げたデュークを見ながらホイトさんが語っている。

この癖はどのように始まったのだろう。ホイトさんは『ピープル』誌に、デュークを引き取る前に彼の盗み癖と風変わりな行動について警告を受けていたと話す。
この犬は、ホイト家が「サウスイースタン・バージニア・ゴールデンレトリーバー・レスキュー&トレーニング(SEVA GRREAT)」から引き取った4匹目のシニア犬だ。
デュークが物を盗んでベッドに持っていく癖があると知っても、ホイトさんは彼を引き取る意思を変えなかった。「試しに迎え入れることにしたの」と彼女は明るく語る。

デュークは新しい家族のもとですぐに落ち着き、引っ越して間もなく「盗み」を始めた。「最初に盗んだのは私の眼鏡だった。すぐに本や雑誌に目をつけるようになった。気づけば、私の食器棚から陶磁器を盗み始めた。皿、ティーポット、シュガーボウル、クリーマー、陶器のベルが彼の好物となったわ」。
「デュークがベッドに運んだ中で最もクレイジーなのは、息子の子供部屋にあったテディベアのランプだと思う。それに次ぐのは、ポスターサイズの額入りプリント、そしてクーラーボックスね」とホイトさんは笑って話すが、この盗み癖がデュークの暗い過去が原因かもしれないと、早い段階から気づいていた。

デュークはもともと家庭環境が不安定な場所におり、家族の分裂後、母親と暮らすことになったものの、その母親は間もなく亡くなってしまった。その後も盗み癖が原因で次の飼い主から保護施設にあずけられるなど、住処を転々としてきた。

結局のところ、デュークの奇妙な行動は、自分の縄張りを主張し、永遠の家で安心感を得るための手段のようだ。ホイトさんはそれを理解し、むしろポジティブなことだと受け入れている。デュークのインスタグラムはすぐに人気を集め、いまでは世界中の多くのファンがサポートしている。

「皆さんが示してくれた愛情と優しさに、言葉にできないほど感謝しています。フォロワーを集めるつもりは全くありませんでした。動画がたくさんあるのは、彼の行動があまりにも異様だったので、獣医師に見せるために記録し始めたからです。インスタグラムでつくられたコミュニティで、心の痛みや健康に関するアドバイスを共有し、励まし合ってきました。本当にみなさんのことが大好きです」とホイトさんは感謝の気持ちをあらわしている。

多くのフォロワーがいるのは、デュークの魅力もあるが、ありのままのデュークを受け入れて楽しむホイトさんの人柄や考え方に心を動かされた人も少なからずいるからだろう。

関連URL: Senior Golden Retriever Steals Increasingly Bizarre Household Items to Cuddle, Including His Owner's Fine China (Exclusive)

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