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迷子のペット捜索。米国では人工知能が最も効果あり

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ペットが迷子になったとき、ペットの写真を貼ったり配るのはもう時代遅れのようだ。辺りを探しても見つからない場合、アメリカではAIを使ってペット捜索をするやり方が主流になりつつある。

つい最近も、サンアントニオで行方不明になっていたジュリエット・ゴンザレスさんのペットが、AIのおかげで1ヶ月以上も迷子になっていた飼い主と再会することができた。
犬が行方不明になったのは、サンアントニオで大雨が降った6月12日のことだった。彼女の犬は老犬で目が不自由で耳が遠いため、愛犬の安否をひどく心配していた。

「保護施設に行ったり、近所を車で探したりしましたが、見つかりませんでした」と言うゴンザレスさん。だれかが彼女の犬を引き取り、世話をしてくれているという希望を持ち続けたという。
近所を何週間も探しまわったあと、ゴンザレスさんはやっとオンラインでの捜索に切り替えた。彼女は、全米の迷子ペットのための無料データベース『Petco Love Lost』にアクセスした。
「私は犬の情報をすべて入力しました。大量の写真をアップロードして、毎日チェックしていました。そうしたら、あなたの犬に似た犬が見つかったというお知らせが送られてきたんです」。検索結果に出てきた犬の写真はまぎれもなく、ゴンザレスさんの愛犬だった。

「Petco Love Lost」のデータベースは全米最大で、AIによるマッチング機能も非常に優れている。犬の写真をアップロードすると、このデータベースはAIを使って、全国に数千ある提携シェルターから行方不明のペットを探し出し、最終的に飼い主とペットを再会させる。

このシステムは火災や洪水などで外傷を負ったペットでもマッチングしているという。
現在までに、10万匹以上の行方不明のペットが、このツールを使って飼い主と再会している。

「Petco Love Lost」の最大の強みは、北米中のほとんどの動物保護施設からの写真だけでなく、ほかのプラットフォームからの写真や、コミュニティ・メンバーからの直接の投稿も含まれていることだ。
日本でも似たようなサイトはあるが、情報がばらばらで統合されていないのが弱みだろう。AIの導入は難しくないが、一番の課題はデータベースをつくるために、保護施設とサイト運営団体、飼い主のリアルなネットワークを強化、拡大していくことかもしれない。

関連URL: Artificial Intelligence reunites San Antonio woman with her dog after it was missing for a month

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