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研究博士の愛猫が新種のウイルスを発見

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フロリダ大学、公衆衛生・保健専門職学部のウイルス学者ジョン・レドニッキー博士には、とても優秀な研究パートナーがいる。それは彼が飼っている黒猫のペッパー(7歳)だ。
の飼い猫である。

ニューヨーク・ポスト紙によると、ペッパーは野生で捕まえたげっ歯類をよく家に持ち帰り、レドニッキー博士はそのげっ歯類を研究のために研究室に持ち込むのだという。

最近、ペッパーはエバーグレーズ・トガリネズミの死骸を「サンプル」として持ち帰ってきた。博士の研究室で検査したところ、彼の研究チームは、このげっ歯類が新種のウイルスである「オルソレオウィルス」を持っていることを発見した。

実はこのようにペッパーが科学的発見に貢献したのは今回が初めてではなく、2度目である。
ニューズウィーク誌によると、2024年、ペッパーが家に持ち帰ったネズミが、これまで北米で発見されたことのない新種の「ジーロンウイルス」を保有していることが判明した。ジーロンウイルスは麻疹(はしか)やおたふく風邪を引き起こすウイルスと同じ仲間であり、新たに発見された株は人間に感染する可能性がある。

ペッパーの最新の発見について、レドニッキー博士は、研究者や保健当局は「オルソレオウイルスに注意を払い、迅速に検出する方法を知る必要がある」と述べた。

発見されたオルソレオウイルスは、人間の間で直ちに懸念されるものではないが、フロリダ大学の博士候補者であるエミリー・デルイター氏は、いくつかの型が「呼吸器系、中枢神経系、消化器系の病気に関与している」と指摘した。

この重要なウイルス発見による騒動のなか、ペッパーはどう過ごしているのだろうか?
大学側は、ペッパーは 「ペッパーが外で過ごすことによる病気の兆候はなく、今後も標本収集を通じて科学的発見に貢献し続けるだろう 」と述べている。
「動物の死体に出くわしたら、ただ埋めるのではなく検査をしてみませんか?得られる情報は実に多いのです」と笑う博士。

レドニッキー博士は現在、一般的にシカが罹患する感染力の強いウイルスである「ミュールジカポックス・ウイルス」の感染を解明するための研究の一環として、ペッパーが捕まえたネズミを採取してテストしているようだ。ペッパーがノーベル化学賞を受賞する日も遠くないかもしれない。

関連URL: Pet Cat in Florida Helped Scientists Discover New Virus Strain — and It’s Not the First Time the Feline Has Done It

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